『バックヨーク』とは?機能性とデザイン性を兼ね備えたディテール
古着初心者
先生、バックヨークっていうのはどういう意味ですか?
古着マニア
そうだね。バックヨークっていうのは、体の曲線に合わせて立体的に裁断された切り替え部分のことだよ。
古着初心者
つまり、服の背中の部分で、体が動きやすいように工夫されてるってことですか?
古着マニア
その通り。バックヨークは、動きやすさを確保して、服の見た目を良くするための重要な部分なんだよ。
バックヨークとは
古着の用語で「バックヨーク」とは、機能性を考慮し、体の曲線に沿って立体的に裁断された、切り替え部分のことです。
バックヨークとは?機能とデザインを兼ね備えた切替布
バックヨークとは、古着などで見られる、背中側の肩から裾にかけて縫い付けられた切替布のことです。このディテールは、単なる飾りではなく、機能面とデザイン面の両方を兼ね備えています。
バックヨークの種類
バックヨークの種類 バックヨークは、襟ぐりから裾までつながるさまざまな形状が特徴です。一般的な種類には以下があります。 * -ギャザーヨーク- 生地をギャザーで寄せてヨークを作るタイプで、ボリューム感が生まれます。 * -プリーツヨーク- プリーツを施した生地を使用したヨークで、エレガントで立体的な印象を与えます。 * -ドロップヨーク- 襟ぐりの下に垂れ下がるような形のヨークで、ゆとりがあり動きやすいのが特徴です。 * -スプリットヨーク- 背中で2つに分かれたヨークで、通気性にも優れています。 * -ラグランスリーブヨーク- ラグランスリーブと一体化したヨークで、肩の動きを妨げません。
バックヨークの機能性
バックヨークとは、背中に取り付けられた半円形の生地のことです。 これは、運動の自由度を高める機能性を備えています。脇にギャザーやダーツを入れて、活動時に腕や肩周りの動きを妨げないようにしています。また、生地を重ねることで、耐久性も向上します。たとえば、デニムジャケットやワークシャツでは、激しい動きに伴う背中の摩耗を防ぎます。
バックヨークのデザイン性
バックヨークのデザイン性 バックヨークは、そのデザイン性からも注目を集めるディテールです。生地の切り替えやギャザー、刺繍などの装飾を施すことで、シンプルなトップスでも一気に華やかな印象になります。また、バックスタイルにポイントを置くことで、フロントとは異なる印象を与えることができます。例えば、フロントはシンプルに仕上げて、バックヨークにフリルやレースを取り付けることで、フェミニンな雰囲気を演出したり、バックヨークにロゴやグラフィックをプリントして、ストリート感のあるデザインにしたりと、さまざまなバリエーションが考えられます。
バックヨークのある古着の着こなし例
バックヨークのある古着を取り入れたコーディネートには、さまざまなスタイルがあります。たとえば、ゆったりとしたシルエットのヴィンテージシャツを、細身のデニムやスカートと合わせてカジュアルに着こなすのが人気です。バックヨークの折り目やギャザーが、シンプルなアイテムにさりげないアクセントを加えます。また、オーバーサイズのミリタリージャケットを羽織れば、ストリート風のエッジの効いたスタイルが完成します。バックヨークは、ジャケットに動きやすさとミリタリーらしい無骨さを与え、コーディネートに武骨な魅力を添えます。さらに、ワンピースのバックヨークには、ウエストをシェイプして女性らしいシルエットを演出する効果があります。バックヨークのある古着は、さまざまな着こなしで、機能性とデザイン性を両立した魅力を発揮します。
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