古着の用語『カプリパンツ』について

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古着の用語『カプリパンツ』について

古着初心者

先生、カプリパンツってどういうデザインですか?

古着マニア

カプリパンツは細身の七分丈で、裾に向かってさらに細くなっているデザインだよ。

古着初心者

七分丈なんですね。サブリナパンツと似ているって聞いたんですけど、何が違うんですか?

古着マニア

カプリパンツのほうが丈が短くて、踝丈のものもあるんだ。それをクロップト・パンツって言うよ。

カプリパンツとは

「カプリパンツ」とは、古着の用語で、裾に向かって細くなる七分丈の細身のパンツを指します。

この名称は、イタリアのナポリ湾に浮かぶカプリ島に由来しています。1950年代にリゾート地として人気を博した際に、現地で流行したのが名の由来となっています。

カプリパンツはサブリナパンツに似ていますが、丈がより短く、同じシルエットでくるぶし丈のものを「クロップト・パンツ」と呼びます。

カプリパンツとは|ひざ下丈のゆったりとしたパンツのこと

カプリパンツとは

カプリパンツとは、ひざ下丈のゆったりとしたパンツのことです。裾がすぼまっておらず、履き心地の良さが特徴です。

元々はイタリアのカプリ島が発祥で、地元の漁師たちが着用していた作業着が原型と言われています。

1950年代にハリウッドのスターたちが愛用し始めたことで、世界中に広まりました。

カプリパンツの歴史

カプリパンツの歴史

カプリパンツの起源は、1950年代にイタリア・カプリ島で生まれたのが始まりです。

当時のイタリアは戦後の復興期で、経済的に余裕のない人々が、長いパンツを切り詰めて、短いパンツを履いていました。

それがカプリパンツの原型となり、その履きやすさから瞬く間にヨーロッパで流行が広がり、1960年代にはアメリカにも伝わり、世界中に広まりました。  

カプリパンツの復刻版 2000年代に入り、カプリパンツは復刻版として再び注目を集めました。

そのきっかけは、2001年に公開された映画『プラダを着た悪魔』で、アン・ハサウェイ演じる主人公がカプリパンツを着用するシーンがあったこと。

この映画をキッカケに、カプリパンツは再び流行し、現在では定番のアイテムになっています。

カプリパンツのメリットとデメリット

カプリパンツのメリットとデメリット

カプリパンツは、くるぶし丈以上の長さと膝丈以下の長さの汎用性の高いパンツです。

そのユニークな長さは、快適さとスタイルのバランスをとることで、さまざまな場面に適しています。

メリット

快適性

カプリパンツは、膝に締め付けがなく、動きやすさに優れています。そのため、日常生活やアクティブなレジャーに適しています。

通気性

くるぶしが露出しているため、通気性に優れ、暑い季節に快適さを保ちます。

汎用性

カプリパンツは、カジュアルなTシャツからフォーマルなブラウスまで、さまざまなトップスに合わせることができ、さまざまなシーンに対応します。

デメリット

気候依存

短い丈なので、寒い季節には足首が冷えやすくなります。

丈の選び方

丈が長すぎるとだらしなく 見え、短すぎると カジュアルすぎることがあります。自分の体型に合った適切な丈を選ぶことが重要です。

着こなしのバランス

カプリパンツは足首が見えるため、バランスの良い着こなしが求められます。短いトップスやハイヒールと組み合わせると足長効果が期待できます。

カプリパンツの着こなしポイント

カプリパンツの着こなしポイント

カプリパンツは、春秋の季節に大活躍するアイテムです。

丈は七分丈から九分丈程度で、足首が見えるのが特徴です。カジュアルな印象が強いですが、着こなし次第できれいめにも着ることができます。

カプリパンツを着こなすポイント

トップスはすっきりとしたデザインを選ぶ

カプリパンツは丈が短いので、トップスはすっきりとしたデザインを選ぶとバランスが取りやすいです。オーバーサイズのトップスは避けて、タイトなTシャツやブラウスなどを合わせると良いでしょう。

シューズはヒールのあるものを選ぶ。

カプリパンツは足首が見えるので、ヒールのあるシューズを合わせると脚長効果が期待できます。パンプスやサンダルなど、季節に合わせてお好みのシューズを合わせましょう。

小物を使ってアクセントを加える。

カプリパンツはシンプルなデザインなので、小物を使ってアクセントを加えると華やかな印象になります。

ネックレスやイヤリング、ブレスレットなどのアクセサリーや、スカーフや帽子などのアイテムをプラスすると良いでしょう。

カプリパンツの洗濯方法

カプリパンツの洗濯方法

『カプリパンツ』とは、膝丈くらいの短いパンツのこと。

女性を中心に裾を切り落とした丈の短いジーンズを着るのが流行したことに由来する。古着として商品を仕入れる際にも、カプリパンツをはじめ、商品に付いているタグのラベル情報を慎重に見る必要がある。

また、ラベルにない重要な情報を見落とさないためにも、古着として販売されているアイテムが実際に着られた際のサイズ感を把握しておくことも大切だ。

カプリパンツの洗濯方法も、素材によって異なる。ポリエステル素材の場合は、洗濯機で洗うことができるが、乾燥機にかけると縮んでしまうため注意が必要だ。

綿素材の場合は、手洗いもしくは洗濯機で洗うと良いが、色落ちを防ぐために、他の衣類とは別々に洗うようにしよう。

麻素材の場合は、手洗いして陰干しするのが基本だが、干す前に糊付けすることで、型崩れを防ぐことができる。

カプリパンツを洗う際は、水温も注意しよう。
ポリエステル素材は、水温40度以下のぬるま湯で洗うのが適している。綿素材は、水温30度以下の冷水で洗うのが適しているが、汚れがひどい場合は、水温40度以下のぬるま湯て洗っても良い。

麻素材は、水温30度以下の冷水で洗うのが適している。

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