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ドビークロスとは?その種類や特徴を解説
ドビークロスとは、簡単に言うと、温度や湿度に応じて特性が変化する特殊な繊維です。この繊維は、繊維内に吸湿発熱素材と吸湿発散素材を特殊な構造で組み合わせることで、温度や湿度によって水分を吸収したり放出したりできるように設計されています。これにより、吸湿発熱時には発熱し、吸湿発散時には冷却という、相反する特性を併せ持っています。そのため、冬の寒い時期には暖かく、夏の暑い時期には涼しく快適に過ごすことができます。 -
古着用語『デニム』の由来と魅力
デニムの歴史は古く、その起源は17世紀のフランス北部に遡ります。当時、労働者階級の作業着として使われていた丈夫な綾織りの綿生地「セルヴィッチ・デニム」が誕生しました。19世紀に入ると、丈夫さと耐久性に優れるデニムは、アメリカで金鉱発掘労働者や農民に広く着用されるようになりました。 その後、50年代のハリウッド映画の影響でデニムはファッションアイテムとして注目を集め、60年代のヒッピー文化とともに爆発的な人気を博しました。70年代以降は、より洗練されたデザインや女性向けのアイテムが次々と登場 し、デニムは世代や性別を問わず愛される定番アイテムとなりました。 -
ポプリンとは?高級シャツやブラウスに欠かせない織物
ポプリンとは?高級シャツやブラウスに欠かせない織物 ポプリンは、高級シャツやブラウスなどに使用される高品質の織物です。平織りで織られたポプリンは、細い糸で織られているため、非常に滑らかな肌触りが特徴です。また、ポプリンはシワになりにくく、洗濯機で洗うことも可能なので、お手入れがしやすいというメリットもあります。 ポプリンの特徴 ポプリンは、耐久性があり、長持ちします。また、シワになりにくく、洗濯機で洗うことも可能です。生地は軽量で通気性があるため、夏場でも快適に着ることができます。ポプリンは、光沢があり、高級感があるため、フォーマルなシーンにも最適です。 -
古着の用語『平織り』とは?特徴と種類を解説
平織りの特徴は、経糸と緯糸を交互に交差させて織ることで知られており、生地の表面に凹凸のない平らな織り目が特徴です。経糸と緯糸を交互に交差させることで、丈夫で安定した構造になり、耐久性に優れています。また、平織りは、経糸と緯糸の太さや色を変えることで、さまざまなデザインや柄を表現することができます。平織りは、肌触りが良く、通気性が良いことから、衣料品や寝具など、幅広い用途に使用されています。 -
古着の用語『カツラギ』の解説
カツラギとは何か カツラギとは、主に丈夫で耐久性のある作業着や軍服に使用される、厚手の平織り綿織物のことを指します。この生地は、その強度と耐久性で知られ、数世紀にわたって労働者や兵士が日常的に着用してきました。カツラギは、綿花の繊維を縦糸と横糸に織り込んで作られています。これは、生地に独特の粗い風合いを与え、他の生地よりも優れた通気性と耐久性を備えています。 -
ツイスト糸の秘密〜繊維の構造と風合の変化〜
ツイスト糸とは、複数の単糸をより合わせて作られる糸のことです。単糸をねじることで、糸に強度や耐久性が増します。また、ツイストの回数や向きを変えることで、糸の風合いも変化します。例えば、強撚糸はよりを多くかけると、糸が硬く光沢が出ます。逆に弱撚糸はよりを少なくかけると、糸が柔らかく風合いが軽くなります。さらに、ツイストを交互に右ねじと左ねじにすることで、弾力性のある糸を作ることができます。 -
古着に使われる超長綿の用語と魅力
超長綿とは、繊維長が35mm以上ある綿花のことです。従来の綿花は繊維長が25mm程度のものが多いです。この超長綿は、世界で生産される綿花のわずか5%だけしか生産されていなく、かさ高で柔らかく、光沢のある高品質の綿花として知られており、通常のコットンより強度があるため、摩耗しにくく、長く使用することができます。また、染色性にも優れ、鮮やかな色合いが出やすいという特徴があります。 -
カシミアとは?特徴と魅力
カシミアとは、カシミア山羊から採れる繊維のことです。カシミア山羊は、厳しい環境に生息しており、その毛は寒さから身を守るために非常に細く、柔らかくなっています。カシミアは、カシミア山羊の毛の中でも、最も細い部分のみを使用しており、生産量が少ないため、とても貴重な繊維です。カシミアの繊維は細く、柔らかいだけでなく、保温性と通気性に優れています。また、軽くて丈夫で、シワになりにくいという特徴もあります。 そのため、高級感のある衣料品や小物に使用されています。 -
ジョーゼットとは何か?
ジョーゼットの歴史は古く、19世紀の半ばにまで遡ります。この生地は当初、フランスでシルクで作られていました。シルクジョーゼットは、その軽さとドレープ性の高さから、すぐに人気を博しました。20世紀初頭には、レーヨンやポリエステルなどの合成繊維で作られるようになり、より手頃な価格になりました。 ジョーゼットは、そのシワになりにくさと、ドレープ性の高さから、ドレス、ブラウス、スカートなどの衣料品によく使用されます。また、カーテンやインテリアにも使用されます。ジョーゼットは、その用途の広さと、手頃な価格から、世界中で人気のある生地となっています。 -
古着のジャカードについて – 歴史や用語、コーディネートのコツなど
-ジャカード織機とジャカード織物の歴史- ジャカード織機は、1801年にフランスのリヨンでジョセフ・マリー・ジャカードが発明した織機です。ジャカード織機は、それまでの織機では不可能だった複雑な織物を織ることができ、織物産業に革命をもたらしました。 ジャカード織機は、経糸を制御するカードを使用して、緯糸を織り込みます。カードは、穴が開いており、穴の開いている部分に緯糸が通ります。穴の開いていない部分には緯糸が通らないため、複雑な織り模様を織り出すことができます。 ジャカード織物は、ジャカード織機で織られた織物です。ジャカード織物は、複雑な織り模様が特徴で、高級感があります。ジャカード織物は、ドレスやスーツ、ジャケットなど、さまざまな衣料品に使用されています。 -
ベルベットの魅力と特徴
ベルベットとは、密に詰まった毛足の長い織物のことです。ベルベットは、シルク、レーヨン、コットンなどのさまざまな素材で作ることができます。ベルベットは、その柔らかく滑らかな感触と、光沢のある外観が特徴です。また、ベルベットは、吸湿性と通気性に優れており、着心地の良い素材です。ベルベットは、衣服、インテリア、装飾品など、さまざまな用途に使用されています。 -
ヘアライン ストライプとは?刷毛目・千筋の柄
ヘアライン ストライプの特徴 ヘアライン ストライプとは、髪の毛のように細い直線が規則正しく並んだ柄のことです。刷毛目や千筋とも呼ばれます。 ヘアライン ストライプは、その細い線によって、繊細で上品な印象を与える柄です。また、線の向きによって、縦縞模様や横縞模様など、様々なバリエーションがあります。 ヘアライン ストライプは、洋服やカーテン、壁紙など、様々なアイテムに使用されています。特に、スーツやシャツなどのフォーマルな服装には、ヘアライン ストライプがよく用いられます。また、ヘアライン ストライプの壁紙は、部屋に落ち着いた雰囲気を与えてくれます。 ヘアライン ストライプは、その繊細で上品な印象から、男女問わず人気のある柄です。また、様々なアイテムに使用できるため、コーディネートの幅が広がる柄でもあります。 -
サテンの特徴とスカジャンとの関係
サテンとは、滑らかで光沢のある布地のことです。絹や綿、ポリエステルなど、さまざまな素材から作ることができます。サテン織りは、経糸(たてい)と緯糸(よこ糸)を交差させて織ることで、表面に光沢のある布地を作り出します。サテン織りは、古代中国で生まれ、その後、世界中に広まりました。現在では、サテンは衣料品、インテリア、装飾品など、さまざまな用途に使用されています。 サテンは、その滑らかで光沢のある表面が特徴です。このため、高級感があり、女性的な印象を与える布地として人気があります。また、サテンは染色性が高いため、さまざまな色に染めることができます。そのため、さまざまなデザインの衣服やインテリアに適しています。 サテンの光沢は、光の反射率が高いことによって生み出されています。光の反射率が高いほど、布地は光沢のあるように見えます。サテン織りは、経糸と緯糸を交差させて織ることで、表面に凹凸が少ない布地を作り出します。このため、光が布地に当たると、乱反射せずにまっすぐに反射するようになります。そのため、サテンは光沢のあるように見えるのです。 サテンは、その滑らかで光沢のある表面が特徴の布地です。このため、高級感があり、女性的な印象を与える布地として人気があります。また、サテンは染色性が高いため、さまざまな色に染めることができます。そのため、さまざまなデザインの衣服やインテリアに適しています。 -
古着用語『サッカー』を知る!シアサッカーとの違いや魅力を徹底解説
サッカーという古着用語は、18世紀にインドで生まれたシアサッカーという綿織物に由来しています。シアサッカーは、縦糸と横糸を交互に撚り合わせた構造になっており、表面にシワが寄りやすいのが特徴です。このシワが空気の層を作り、肌と生地の間に空間ができることで、通気性がよく涼しく感じられます。 シアサッカーは、もともとはインドの暑い気候に合わせて作られた生地でしたが、やがて世界中に広まり、イギリスでは19世紀初頭からサッカーと呼ばれていました。サッカーは、主にスポーツウエアや作業着として使用され、特に夏の暑い時期に人気がありました。 しかし、20世紀初頭に化繊が登場すると、サッカーは徐々にその人気が衰退していきます。化繊は、サッカーよりも安価で耐久性があり、洗濯もしやすいため、次第にサッカーの代わりとして使われるようになりました。 -
コードレーンの魅力と着こなし
コードレーンとは、光沢感のある縦縞の入ったウール生地のことです。その歴史は古く、中世ヨーロッパで生まれたとされています。19世紀には、英国のバーバリーがコードレーンを使ったトレンチコートを発表し、コードレーンは世界中で知られるようになりました。 コードレーンの特徴は、その縦縞模様です。この縞模様は、織り方の工夫によって作られており、コードレーン特有の光沢感を生み出しています。また、コードレーンは丈夫でシワになりにくいという特徴も持ち合わせています。 -
ラメのすべて
『ラメとは?』 ラメとは、ガラスまたはプラスチック製の微小な薄片で、表面に光を反射させて輝く効果があります。通常、金属や顔料でコーティングされており、化粧品、衣服、アクセサリー、アートなど、さまざまな用途に使用されています。ラメは、15世紀のイタリアで最初に作られたと言われています。当初は、ガラス製の薄い板を砕いて作られ、装飾品や絵画に使用されていました。その後、プラスチック製のラメが開発され、より安価で扱いやすくなりました。現在では、ラメは世界中で広く使用されています。
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