-
【完全解説】モールスキンってどんな生地?―特徴・活用法と正しいお手入れ方法
モールスキンの由来は、17世紀にフランスで開発されたのが始まりとされています。当初は、労働者向けのワークウェアとして使用されていましたが、その後、その耐久性と快適な着心地から、ファッションアイテムとしても人気を集めるようになりました。 モールスキンには、大きく分けて2種類あります。 最初は平織りのモールスキンです。平織りは、経糸と緯糸を交互に交差させて織ることで、平らで滑らかな表面の生地になります。平織りのモールスキンは、ワークウェアやバッグなど、耐久性が必要なアイテムに使用されることが多いです。 2番目は綾織りのモールスキンです。綾織りは、経糸と緯糸を斜めに交差させて織ることで、表面に綾目と呼ばれる模様ができる生地になります。綾織りのモールスキンは、平織りのモールスキンよりも柔らかく、光沢があるのが特徴です。そのため、ファッションアイテムや家具の張り地など、高級感のあるアイテムに使用されることが多いです。 -
ヌバック革とは?特徴とメリット・デメリット
ヌバック革は牛革をサンドペーパーで磨き上げ、表面に起毛をさせた革のこと。その風合いは、他の革とは一味違う独特の雰囲気を醸し出しています。 ヌバック革の特徴を挙げると、まず第にその柔らかな手触りです。表面の起毛が肌に優しく馴染むため、着用時のストレスが少ないのが特徴。また、起毛が光を乱反射するため、独特の風合いが生まれます。 また、ヌバック革は通気性に優れているという特徴も。起毛が空気層を作り出すため、蒸れにくく快適な履き心地です。そのため、夏場の着用にも適しています。さらに、ヌバック革は撥水性に優れていることも特徴です。起毛が水を弾くため、雨の日でも安心して着用することができます。 -
古着(手芸)用語の「モール(モール糸)」徹底解説
モール糸とは、特殊な撚り方によって作られる糸のことです。通常、撚り糸は単糸を2本以上より合わせて作られますが、モール糸では金属繊維やモールを巻き付けてより合わせます。これにより、糸の中心に金属繊維やモールが通った構造になります。モール糸は、その独特の光沢感やしなやかさが特徴です。主に装飾糸として用いられ、衣類やバッグなどのファッションアイテムにアクセントを加えるために使用されています。 -
古着のニットを知る
そもそもニットとは、編み針や編み機で糸を絡み合わせて作られる布や製品のことです。その起源は古く、紀元前2000年頃のエジプトで既に存在していたとされています。ニットの特徴は、糸を交差させながら編むことで生地の伸縮性と通気性を確保していることです。そのため、衣料品やファッションアイテムとして広く使用されています。 -
古着の用語「モード」とは?
モードとは、古着業界でよく使われる用語で、特定の時代やスタイルを反映したファッションアイテムを指します。例えば、「90年代モード」であれば、1990年代の流行を取り入れたアイテム、「モードヒップホップ」であれば、ヒップホップカルチャーに影響を受けたファッションアイテムを意味します。モードは、ヴィンテージアイテムや新品アイテムのどちらも指しますが、一般的に中古品を指すことが多いです。古着収集家やファッション愛好家はこの用語を使用して、特定のスタイルや年代を表現し、それらのアイテムを探したり、コレクションしたりしています。 -
古着業界のニッチ用語を解説
-ニッチの定義- ニッチとは、特定の顧客層やニーズをターゲットにした、市場の中で小さなセグメントのことです。古着業界では、ニッチは特定の時代、スタイル、素材などに特化した製品やサービスを指します。例えば、1950年代のヴィンテージドレスや、デニムコレクター向けの限定版のジーンズなどが、ニッチ市場の例です。 ニッチ市場は、より大きな市場の一部でありながら、独自の固有の特徴や要求を持っています。このため、ニッチな顧客層を引き付けるために、企業は専門的な知識、製品の差別化、ターゲットを絞ったマーケティングなどの独自の方法論を開発する必要があります。また、ニッチ市場に参入することで、企業は競争が激しくなりがちなより大きな市場での大規模なプレーヤーとの競争を回避できます。 -
メルトンウールとは?特徴や歴史
メルトンウールの特徴 メルトンウールは、その密度が高い織物構造で知られます。これは、1インチあたり約2,500本の糸が織り込まれて作られているため、厚みがあり耐久性のある布地となっています。この緻密な構造により、メルトンウールは風を通さず、保温性に優れています。また、表面が起毛しており、柔らかく肌触りが良いのも特徴です。 -
古着の用語『ニッケルボタン』
ニッケルボタンとは、金属製のボタンの一種で、その表面にニッケルメッキが施されています。ニッケルメッキは腐食や変色に対する優れた耐性があり、ボタンに耐久性と光沢を与えます。ニッケルボタンは、一般的にデニムパンツ、ミリタリージャケット、ワークウェアなどの丈夫な生地によく使用されています。 -
メリノウールの基礎知識
-メリノウールとは?- メリノウールは、メリノ種と呼ばれる細く柔らかい毛を持つ羊から採取される天然繊維です。この品種は古代スペインに起源を持ち、何世紀にもわたってその優れた保温性と通気性で高く評価されています。メリノウールの繊維は、通常の人毛よりも細く繊細で、わずか15~25ミクロンの太さです。この細さが、メリノウールに比類なき柔らかさと軽さをもたらし、肌着やベースレイヤーとして最適な素材となっています。 -
ニーハイとは?
-ニーハイの意味- -ニーハイ(knee-high)とは、膝まである長さのブーツのことです。- 一般的に、女性が履くブーツのことを指しますが、男性が履くものもあります。ニーハイは、ブーツの中でも脚長効果が抜群で、スタイルアップできるのが魅力です。また、スカートやワンピースとの相性も良く、さまざまなコーディネートに合わせることができます。 ニーハイは、さまざまな素材で作られています。皮革製のニーハイは、高級感があり、足にフィットしやすいのが特徴です。スエード製のニーハイは、柔らかく履きやすいのが特徴です。布製のニーハイは、カジュアルな印象で、春夏にぴったりです。 ニーハイを選ぶ際には、自分の脚の形に合ったものを選ぶことが大切です。脚が細い人は、細身のニーハイを選ぶと良いでしょう。脚が太い人は、ゆったりとしたニーハイを選ぶと良いでしょう。また、ニーハイの丈にも注意しましょう。膝が隠れるくらいの丈のニーハイが、脚を長く見せてくれる効果があります。 -
メランジとは?霜降り糸の世界を探る
-メランジとは何か- メランジとは、異なる色の繊維を混ぜ合わせて作られる霜降り模様の糸のことです。この特殊な糸は、混紡によってさまざまな色や質感が生み出され、独特の視覚効果をもたらします。 混紡される繊維の種類は、ウール、コットン、シルク、ポリエステルなど、さまざまな素材を組み合わせることができます。 メランジの最大の利点は、その多様性です。2 色以上の繊維を混ぜ合わせることで、無数の色合いとパターンを作成できます。 これにより、衣料品やインテリアなどのさまざまな用途に適した柔軟で汎用性の高い素材になります。 -
ナンバー2とナンバー3デニムとは?
ナンバー2デニムは、19世紀後半、アメリカで生まれた丈夫なデニム生地です。この生地は、作業着として使用されるために開発され、その耐久性と藍染めの色合いが特徴でした。ナンバー2デニムという名前は、この生地の製造に使用された糸の番手からとられています。番号が大きいほど糸は細く、より滑らかな生地になります。ナンバー2デニムは、ナンバー3デニムよりも糸が太く、よりざらついた風合いを持っています。 -
古着用語解説:メッセンジャーバック
「メッセンジャーバック」とは、元々郵便配達員や新聞配達員が使用していた、肩から掛けて使うバッグのことです。耐久性や機能性に優れ、現在はファッションアイテムとしても広く普及しています。メッセンジャーバックは、荷物の運搬や必需品の収納に適した、実用的なバッグとなっています。 -
古着の用語:ナポレオンジャケット
- ナポレオンジャケットとは- ナポレオンジャケットとは、18世紀後半から19世紀初頭にかけて、フランス皇帝ナポレオン・ボナパルトが着用していたジャケットのことです。軍服として着用されていたもので、丈が長く、裾が広がっているのが特徴です。また、襟元にはベルベットの装飾が施されていることが多いです。ナポレオンジャケットは、フランス革命期からナポレオン戦争期にかけて、軍人や政治家など、当時の上流階級の男性の間で流行しました。 ナポレオンジャケットは、その後もファッションアイテムとして人気を博し続け、現在でも古着市場などでよく見かけることができます。ナポレオンジャケットは、その独特のフォルムと装飾が特徴で、コーディネートのアクセントとして取り入れることができるアイテムです。 -
古着用語『メッシュ』徹底解説
メッシュニットとは、生地の編み方に特徴があるニットのことです。メッシュ編みは、ニットの編み目の間に隙間を作る編み方で、通気性や伸縮性に優れています。このため、メッシュニットはスポーツウェアやアンダーウェア、カジュアルウェアなど幅広いアイテムに使用されています。 編み目が大きいため、通気性が良く、汗をかいてもベタつきにくいです。また、伸縮性に優れているため、動きやすく、着心地が良いのも特徴です。 メッシュニットは、綿やウール、ポリエステルなど、さまざまな素材で作られています。綿のメッシュニットは、肌触りが良く、吸湿性や放湿性に優れています。ウールのメッシュニットは、保温性に優れているため、冬場に最適です。ポリエステルのメッシュニットは、軽くて丈夫で、速乾性に優れているため、スポーツウェアやアウトドアウェアによく使用されています。 -
古着の用語『ナバホ』って何?
ナバホ族とは、アメリカ南西部にある「インディアン居留地」に居住するネイティブアメリカンの部族です。彼らは、ダイナミックな文化と言語を持ち、伝統工芸で知られています。 特に、銀細工や織物など、彼らの手作りの作品は高く評価されています。彼らの文化は、環境との調和や精神的な伝統など、独特な要素によって特徴づけられています。 -
ムラ糸デニムとは?ヴィンテージデニムの特徴を解説
ムラ糸デニムとは、不均一な太さの糸を使用して織られたデニム生地のことです。ムラ糸は、糸の引き揃え時にテンションが一定でなく、太い部分と細い部分が混在した糸のこと。このムラ糸が織り込まれることで、デニム生地に独特の凹凸やムラが生まれます。 -
古着用語辞典〜ナップサック〜
ナップサックという言葉をご存じですか?「ナップサック」とは、持ち運びに便利な背負い式の袋のことを指します。主に、旅行やキャンプなどのアウトドア活動で使用されることが多く、丈夫なナイロンやキャンバスなどの素材で作られています。 -
「ナイロンフットボタン」の魅力と歴史に迫る:ヴィンテージファッションの秘密を解説
ナイロンフットボタンとは、古くから靴下やストッキングの紐を止めたり、着崩れを防いだりするのに用いられた小さなボタンです。金属やプラスチックで作られたものが一般的ですが、貝殻や骨で作られたものもあります。ナイロンフットボタンの多くは小さく、円形または楕円形をしています。ボタンには2つまたは4つの穴があり、靴下やストッキングの紐を通すことができます。ナイロンフットボタンは、靴下やストッキングを固定するだけでなく、装飾的な役割も果たしてきました。様々な色やデザインのものが作られ、ファッションアイテムとして人気を博しました。 -
ムートンの魅力と活用法
ムートンの概要と特徴ムートンとは、生後1年未満の子羊の毛皮をなめした素材です。柔らかく滑らかな手触りと保温性に優れています。また、通気性も良く、蒸れにくいのも特徴です。カーリーヘアが特徴的で、その弾力性から型崩れしにくいという利点もあります。ムートンは高級素材として知られており、保温性を保つためにコートやジャケットなどの衣類によく使用されています。 -
ナイロンの歴史と豆知識
ナイロンの発明とは、20世紀における画期的な出来事でした。1935年、デュポンの化学者ウォーレス・カロザース博士率いるチームが、この革命的な合成繊維を開発しました。ナイロンは、頑丈で耐久性があり、シワになりにくく、洗濯機で洗えるという画期的な性質を持っていました。この発明は、衣料、工業用資材、その他の用途に広く応用されるようになりました。 -
古着の用語『ミリタリー』とは?
ミリタリーとは、軍用を意味する言葉です。軍隊や軍事組織が着用する衣類や装備を指します。古着業界では、軍用に設計されたヴィンテージや中古の衣類を指します。これらの衣類は、丈夫で機能的な素材やディテールが特徴です。また、歴史的、文化的価値も高く、ファッションアイテムとしても人気があります。 -
古着用語辞典 – ドローストリング
ドローストリングとは、紐やひもを通して締めたり緩めたりできる、衣服やバッグなどの開口部を調整する締具のことです。ドローストリングは、ウエストや首元、フードなどに使用され、フィット感を調整したり、開口部を閉じたり開いたりすることができます。 紐を通して結ぶタイプのドローストリングと、コードロックで締め付けるタイプのドローストリングがあります。コードロックタイプは、紐を通した後にコードロックを通し、締め付け具合を調整できます。 -
ミラノリブの特徴とは?ユニクロ(UNIQLO)でも定番|しなやかさと耐久性を兼ね備えたニット素材
ミラノリブとは、伸縮性に優れたリブ編みの生地のことです。編地の表面に縦畝と呼ばれる突起が並び、裏面はフラットになっています。綿やポリエステル、ウールなどの異なる素材を組み合わせて作られることが多く、伸縮性と通気性を備えています。ミラノリブは快適で動きやすく、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイリングに適しています。