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古着用語『ヒゲ』の秘密
古着用語の「ヒゲ」とは、ジーンズなどのデニム製品の縫い目や裾にできるほつれた糸のことです。経年劣化により糸がほつれ、糸の端が縁から飛び出して毛のように見えることから、「ヒゲ」と呼ばれるようになりました。ヒゲは、デニム製品が愛用されている証であり、着古したジーンズなどのヴィンテージ感やユーズド感を演出する重要な要素となっています。 -
古着用語「パッチ」の意外な秘密
パッチという言葉は、本来は「つぎはぎ」や「当て布」を意味しています。服の破れた部分や色褪せた部分を隠すため、別の布を縫い付けることをパッチワークと呼んでいました。現在ではパッチといえば、このつぎはぎのことではなく、服やグッズに付けるワッペンやバッジのようなものを指すことが一般的です。 -
古着のパイピング
パイピングとは? 古着のパイピングとは、衣服の縫い目に沿って施された装飾的なステッチのことです。ステッチは、通常、衣服の生地とは異なる色の糸で施され、衣服にアクセントやコントラストを加えるために使用されます。パイピングは、ジャケットやコート、パンツ、スカートなど、さまざまな衣服に使用することができます。パイピングは、衣服の見た目を向上させるだけでなく、衣服をより丈夫にする効果もあります。パイピングは、衣服の生地を補強し、ほつれや破れを防ぐことができます。また、パイピングは、衣服の生地をより立体的に見せる効果もあります。パイピングは、衣服の見た目を向上させるだけでなく、機能性も向上させることができるのです。パイピングは、古着をよりファッショナブルで機能的なものにするために使用することができます。 -
古着の真髄はここにあり!バックポケットのデザインと歴史を大解剖
古着好きには欠かせない用語である「バックポケット」について解説します。この用語は、ズボンの後ろ側の、お尻部分につけられたポケットを指します。本来は時計や財布などの貴重品を収納するために使用されていましたが、今ではファッションアイテムとしての役割も果たしています。 -
古着用語『ハンマー・ループ』徹底解説!
ハンマー・ループとは、ズボンの後ろ側のウエストバンドに取り付けられた、小さな布製のループのことです。このループは、ハンマーなどの作業道具を引っ掛けるために使用されていました。元々は作業着やミリタリーウェアに多く見られ、使用者の利便性と機能性を高めるために設けられました。近年では、ファッションアイテムとしても取り入れられ、装飾的なアクセントとして利用されています。 -
【完全解説】古着用語『ハトメ』の意味と由来―用途・歴史・お手入れ方法を徹底解説
ハトメとは、布や皮に穴をあけて縁を補強するために設置される金属製の小さな留め具のことです。その形状は円形または楕円形が一般的で、素材は真鍮やアルミなどが用いられています。ハトメは、ひもや紐を通すことで布や革製品のつなぎ合わせや補強に役立ち、衣類やバッグ、テントなどの様々なアイテムに使用されています。また、ハトメは装飾的な要素としても活用され、デザイン性の高い製品で用いられることもあります。 -
古着の用語『ニッケルボタン』
ニッケルボタンとは、金属製のボタンの一種で、その表面にニッケルメッキが施されています。ニッケルメッキは腐食や変色に対する優れた耐性があり、ボタンに耐久性と光沢を与えます。ニッケルボタンは、一般的にデニムパンツ、ミリタリージャケット、ワークウェアなどの丈夫な生地によく使用されています。 -
「ナイロンフットボタン」の魅力と歴史に迫る:ヴィンテージファッションの秘密を解説
ナイロンフットボタンとは、古くから靴下やストッキングの紐を止めたり、着崩れを防いだりするのに用いられた小さなボタンです。金属やプラスチックで作られたものが一般的ですが、貝殻や骨で作られたものもあります。ナイロンフットボタンの多くは小さく、円形または楕円形をしています。ボタンには2つまたは4つの穴があり、靴下やストッキングの紐を通すことができます。ナイロンフットボタンは、靴下やストッキングを固定するだけでなく、装飾的な役割も果たしてきました。様々な色やデザインのものが作られ、ファッションアイテムとして人気を博しました。 -
古着好き必見!ドットボタンの魅力とは
ドットボタンとは、金属製の小さなスタッドが生地に固定され、反対側の生地に穴を開けてはめ込むボタンの一種です。これにより、スタッドと穴を押し合わせるだけで、簡単に留めることができます。 -
ドーナツボタンとは?年代歴史・ファッション・ヴィンテージ価値・現代の活用法まで徹底解説
ドーナツボタンとは? ドーナツボタンとは、その名の通り、ドーナツのような形をしたボタンのことです。その形状やデザインから、ファッション業界やテクノロジー業界で人気を集めています。 元々は、1960年代にアメリカの衣料品メーカーが、衣類の袖口を留めるために使用したことが始まりです。その後、1970年代、1980年代にかけて、パンクロックやヒップホップなどのカウンターカルチャーに影響を受けたファッション業界で、ドーナツボタンが人気を博しました。 そして、2000年代に入ると、ドーナツボタンの使い勝手の良さや、ファッション性に着目した、テクノロジー業界でも使用されるようになりました。特に、スマートフォンやタブレットの電源ボタンや音量調整ボタン、ゲームコントローラーのボタンなど、様々な電子機器に使用されています。 ドーナツボタンは、その形状から、指で押しやすいという特徴があります。また、そのデザイン性から、ファッションアイテムとしても人気を集めています。さらに、使用用途が限定されないため、様々な業界で使用されています。そのため、ドーナツボタンは、今後ますます普及していくことが予想されます。 -
トリプルステッチとは?ワークウエアの強度と耐久性の秘密
トリプルステッチ - ワークウエアの強度と耐久性の秘密 トリプルステッチとは? トリプルステッチとは、3本の糸を使って生地を縫い合わせるステッチングテクニックです。従来のステッチング方法に比べて強度と耐久性に優れており、そのためワークウエアやアウトドア用品に多く用いられています。トリプルステッチは、生地の両端を2本の糸で縫い合わせ、その間に3本目の糸を縫い込むことで構成されます。この3本目の糸が、生地の強度と耐久性を高める役割を果たしています。 トリプルステッチは、ワークウエアやアウトドア用品だけでなく、バッグや靴など様々なアイテムに使用されています。その強度と耐久性から、激しい使用にも耐えることができるため、多くのプロフェッショナルやアウトドア愛好家に愛用されています。 -
古着用語『スライドファスナー』とは?
スライドファスナーの由来は、1891年にアメリカ人技術者ホイットカム・L・ジャドソンが考案したことに始まります。ジャドソンは、靴紐で時間をとることに不満を持ち、開閉を容易にする方法を探していました。 1893年、ジャドソンはフックとアイレットで構成された留め具を考案しました。しかし、この設計は十分に実用的なものではありませんでした。ジャドソンは試行錯誤を重ね、1913年にようやく、現在も使用されているスライドファスナーを完成させました。 スライドファスナーは、世界中に急速に普及しました。その汎用性と利便性から、ジャケット、パンツ、バッグなど、さまざまな製品に使用されるようになりました。今日では、スライドファスナーは私たちの生活に欠かせないものとなっています。 -
古着用語『スライダー』のすべて
スライダーとは、古着業界で使用される用語で、ジッパーやスナップボタンではなく、紐やコードを使用して開閉するタイプのジャケットを指します。カジュアルな雰囲気があり、着心地が良く、動きやすいことが特徴です。スライダーは、スポーツウェアやアウトドアウェアにも使用されており、機能性も兼ね備えています。また、古着市場では、独特なデザインやレアなアイテムとしてコレクターからも人気があります。 -
スモールe、年代判別の鍵
スモールe、年代判別の鍵 スモールe、年代判別の鍵 19世紀の初め頃、印刷物の中で使用される小文字のeが変化しました。それ以前は、通常、eは大きなループを持つ大文字のE(ビッグE)の形をしていました。しかし、1800年代初頭になると、小文字のe(スモールe)が単に2本の平行な線で書かれるようになりました。 ビッグEとスモールeの違い ビッグEとスモールeの違いは、印刷物中のeの形状を調べることで見分けることができます。ビッグEは、大きなループを持つ大文字のEの形をしています。スモールeは、単に2本の平行な線で書かれています。 ビッグEとスモールeの違いは、年代を判別するのに役立ちます。一般的に、ビッグEは19世紀初頭以前の印刷物で使用され、スモールeは19世紀初頭以降の印刷物で使用されています。ただし、このルールには例外がないわけではありません。一部の印刷物では、19世紀初頭以降もビッグEを使用している場合があります。 ビッグEとスモールeの違いは、印刷物の年代を判別するのに役立つ貴重な手がかりとなります。 -
古着のスパンコール徹底解説|歴史・種類・縫い付け方法&活用アイデアでキラリ輝くファッションを楽しもう
スパンコールとは、金属やプラスチックで作られた小さな装飾品で、衣服や小物に縫い付けたり、接着したりして使用されます。スパンコールにはさまざまな形状や色があり、光を反射してキラキラとした輝きを生み出します。スパンコールは、ドレス、スカート、ブラウスなど、さまざまな衣料品に使用されて、華やかでゴージャスな印象を与えます。また、ヘアアクセサリー、靴、バッグなどの小物にも使用され、アクセントとして活躍しています。スパンコールは、パーティーやイベントなどの特別な場面でよく使用され、人々の目を引く装飾品として人気を集めています。 -
力織機とは?古着用語を知る
力織機とは、人力で経糸と緯糸を交差させ、布地を織り上げる機械です。一般的に、足踏み式で操作され、経糸を張った縦糸枠と、緯糸を通す杼(ひ)と呼ばれるシャトルを使用します。操作者は、足踏みに合わせて縦糸枠を上げ下げし、シャトルで緯糸を打ち込んでいきます。かつては家庭や工房で広く用いられましたが、近代以降は機械化が進み、現在ではほとんど見られなくなりました。 -
古着の用語『両面タブ』とは?
両面タブとは、古着業界で使用される用語であり、服の袖口や裾の折り返しに用いられる補強布のことです。この布は、生地を補強してほつれや破れを防ぐ役割を果たしています。両面タブは、袖口や裾の両側に縫い付けられており、表からも裏からも見ることができます。 -
【完全解説】テーパードパンツとは?―その意味・歴史・着こなし術を徹底解説
テーパードとはズボンの裾を中心としたシルエットを指すファッション用語です。テーパードパンツは腰回りから裾に向けて細くなっていくといったスタイルになります。裾が細くなるということはシルエットがスッキリと見え、スタイリッシュな印象になるのが特徴です。また、裾にかけて細くなっているため、足長効果が期待でき、スタイルアップしやすいといったメリットがあります。 テーパードパンツの裾幅は、主に3種類です。最も細身のものが「スキニー」、その次に細身なのが「スリム」、そして、最も裾幅にゆとりのあるものが「ストレート」となります。スキニーは、裾幅が15センチ前後で、身体のラインに沿うようにフィットするデザインです。スリムは、裾幅が18~20センチ前後で、スキニーよりも裾幅に若干ゆとりがあります。ストレートは、裾幅が23センチ前後で、裾幅にゆとりがあり、脚のラインをすっきりと見せてくれます。 -
知っておきたい古着用語「両V」
両Vとは、襟ぐりがアルファベットのVの字のように見える服のことです。両Vの服は、レディースの服に多く見られ、女性らしい印象を与えます。両Vの服は、デコルテを強調してくれるので、女性らしさを演出したいときにぴったりです。また、両Vの服は、首元がすっきりと見えるので、小顔効果もあります。両Vの服は、女性らしさと小顔効果を演出してくれるので、女性に人気のある服です。 -
古着の用語『裏リベット』ってなに?
裏リベットとは、古着に用いられる用語であり、ジーンズのポケットの補強部分のことである。ポケットの角や縁などが破れやすい部分を補強する目的で、リベットを打ちつけて補強した部分を指す。 リベットとは、金属製の管状の部品であり、打ちつけて固定する構造である。古着では、銅などの金属製の丸いリベットを用いることが一般的である。ジーンズのポケットの角や縁などの破れやすい部分にリベットを打ちつけることで、生地を補強し、破れやほつれを防ぐ役割を果たしている。 裏リベットは、ジーンズのポケットの耐久性を向上させるためによく使用されており、古着の価値を高める要素のひとつとなっている。また、裏リベットは、古着に独特のヴィンテージ感を与えるため、ファッションアイテムとしても人気が高い。 -
ステンカラーコートを制覇!その魅力と着こなし術
ステンカラーコートとは、その名の通り、襟がスタンドカラー(ステンカラー)になっているコートの一種です。襟はボタンで留められ、首元までしっかり包み込むことができます。着丈は膝丈からミドル丈までと幅広く、素材もウールやカシミヤ、コットンなどさまざまです。ステンカラーコートはもともとミリタリーウェアとして誕生しましたが、現在は日常的なアウターとして広く親しまれています。 -
レトロな風合いを醸す「片ミミ」
片ミミとは、裁断された後の生地の内側に残る折り返し部分のことです。生地を裁断すると、裁断面がほつれないようにするために、その部分を折り返して縫製します。この折り返し部分のことを片ミミと呼びます。片ミミは、生地の端の部分なので、強度が高く、ほつれにくいという特徴があります。そのため、片ミミが縦に入っていることで、Tシャツをパンツの中に入れるときの引っ掛かりを防ぐ効果があると言われています。ファッション業界において、片ミミがあるTシャツは、片ミミのないTシャツよりもカジュアルでレトロな印象があると言われています。 -
カンヌキ(バータック)について
カンヌキの歴史は古く、紀元前3千年紀にさかのぼると言われています。 最も古いカンヌキの証拠は、エジプトの墓で発見されたもので、当時は金属製の針と糸を使って留められていました。古代ギリシャやローマでもカンヌキは使用されており、衣服やテントを留めるために使われていました。中世になると、カンヌキはより精巧なものになり、装飾的な要素も加えられるようになりました。ルネッサンス期には、カンヌキは芸術作品として扱われるようになり、金や銀、宝石で装飾されたカンヌキが作られました。19世紀になると、カンヌキは衣服の留め具として広く使用されるようになり、現在でもその人気は続いています。 カンヌキの起源は、衣服の破れを防ぐためだったと考えられています。 当時、衣服は手作業で作られており、破れやすいものでした。そこで、破れを防ぐために、衣服の端を縫い合わせる際にカンヌキを打つようになったと考えられます。カンヌキは、衣服の強度的にも優れており、破れにくくなるため、実用的な意味合いが強かったのです。また、カンヌキは装飾的な要素としても用いられるようになりました。中世になると、カンヌキはより精巧なものになり、装飾的な要素も加えられるようになりました。ルネッサンス期には、カンヌキは芸術作品として扱われるようになり、金や銀、宝石で装飾されたカンヌキが作られました。 -
ファッション用語『片ヅメ』の秘密を解き明かす:ヴィンテージファッションの魅力
片ヅメとは、片方の足だけを突っ込んで履いた、片方の靴やスリッパのことです。特に、自分の靴やスリッパが気に入らない、不安な気持ちを感じているときに、それを片方だけしか履かない状態になることが多いです。片ヅメは、足元を不安定に感じていることの表れであると言われています。 片ヅメは、日本のカルチャーの中で、「ゲンが悪い」「片輪になってしまう」「片足だけ大きな靴を履くことになる」「片足だけ草鞋を履いて出ていくことになる」などのジンクスがあるそうです。