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パシュミナとは「カシミヤヤギの毛」|高級素材「パシュミナ」の秘密!カシミヤとの違いとストールの魅力
パシュミナとは「カシミヤヤギの毛」です。カシミヤヤギはチベットやネパールなどの高原地域に生息するヤギの一種で、その産出する毛は太さがわずか12~15ミクロンという極めて細く柔らかい繊維です。パシュミナはこのカシミヤヤギの毛を梳き取って糸にし、織り上げた高級生地のことを指します。肌触りが滑らかで保温性にも優れ、高級織物として珍重されています。 -
古着用語辞典:パイルって何?
パイルとは、布に輪編みでループ状の糸を並べた織り方のことを指します。ループが表面に飛び出すことで、やわらかく、吸水性や通気性に優れた風合いが生まれます。この織り方の特性から、タオルやバスローブ、パーカーなどによく使用されています。 -
生地の「バイアス(bias)」って知ってる?斜め裁断の秘密とファッションへの影響!
「バイアス」とは、元々は布地の裁断に対する専門用語でした。布地の斜め方向に裁断した生地を指し、伸び縮みしやすい特性を持っています。しかし、現在では「偏見」や「先入観」といった意味で使われることが多く、物事や人を公平に捉えられない状態を指すようになりました。 -
ハリスツイードとは?スコットランドの手織り最高級ツイード
ハリスツイードの起源は、1846年にまでさかのぼります。アウターヘブリディーズ諸島の1つ、ルイス島で、地主のダンカン・マクロード氏が地元の農家たちにツイードの織り方を指導しました。このツイードは丈夫さと保温性に優れており、島の厳しい気候から人々を守るために作られました。 その後、1909年にハリスツイード協会が設立され、ハリスツイードの品質を管理し、保護することになりました。この協会は、伝統的な織り方を維持し、ツイードに「ハリスツイード」の商標を付けることを定めました。 -
古着用語『ハイゲージ』徹底解説
「ハイゲージ」とは、ニット製品の編み目を表す用語で、主にセーターやカーディガンなどの厚手の衣料品に使用されます。編み目の数が多く、1インチ間に編み込まれた目が20目以上あるものを「ハイゲージ」と呼びます。一般的に、目の数が多ければ多いほど、生地は薄く、柔らかく、伸縮性があり、滑らかな肌触りになります。 一方、編み目の数が少ないものを「ローゲージ」と呼びます。ローゲージの生地は、ハイゲージの生地に比べて、厚みがあり、ざっくりとした風合いがあります。通常、セーターやカーディガンなどの厚手の衣料品に使用されます。 -
ヌメ革とは?魅力とエイジングの楽しみ
ヌメ革とは、植物性のタンニンのみでなめした革のことです。クロム塩や合成タンニンなどを使用していないため、革本来の風合いと柔軟性を保っています。ヌメ革の最大の特徴は、エイジングを楽しめるところにあります。使い込むほどに表面にツヤが生まれ、深い味わいを醸し出すのです。耐久性が高く、経年変化も楽しめることから、財布、バッグ、ベルトなどの小物や家具などのインテリアにも広く用いられています。 -
モダールとは?特徴やメリットを解説!
モダールとは、ユーザーに特定の情報を提示したり、何かしらのアクションを促したりするための、オーバーレイ画面のことです。モーダルは、ユーザーの現在の作業を中断して、重要なメッセージや情報の伝達に利用されます。Webサイトやアプリケーションにおいて、ユーザーエクスペリエンスの向上や、重要な情報の強調に使用されることが多くあります。 -
【完全解説】モールスキンってどんな生地?―特徴・活用法と正しいお手入れ方法
モールスキンの由来は、17世紀にフランスで開発されたのが始まりとされています。当初は、労働者向けのワークウェアとして使用されていましたが、その後、その耐久性と快適な着心地から、ファッションアイテムとしても人気を集めるようになりました。 モールスキンには、大きく分けて2種類あります。 最初は平織りのモールスキンです。平織りは、経糸と緯糸を交互に交差させて織ることで、平らで滑らかな表面の生地になります。平織りのモールスキンは、ワークウェアやバッグなど、耐久性が必要なアイテムに使用されることが多いです。 2番目は綾織りのモールスキンです。綾織りは、経糸と緯糸を斜めに交差させて織ることで、表面に綾目と呼ばれる模様ができる生地になります。綾織りのモールスキンは、平織りのモールスキンよりも柔らかく、光沢があるのが特徴です。そのため、ファッションアイテムや家具の張り地など、高級感のあるアイテムに使用されることが多いです。 -
ヌバック革とは?特徴とメリット・デメリット
ヌバック革は牛革をサンドペーパーで磨き上げ、表面に起毛をさせた革のこと。その風合いは、他の革とは一味違う独特の雰囲気を醸し出しています。 ヌバック革の特徴を挙げると、まず第にその柔らかな手触りです。表面の起毛が肌に優しく馴染むため、着用時のストレスが少ないのが特徴。また、起毛が光を乱反射するため、独特の風合いが生まれます。 また、ヌバック革は通気性に優れているという特徴も。起毛が空気層を作り出すため、蒸れにくく快適な履き心地です。そのため、夏場の着用にも適しています。さらに、ヌバック革は撥水性に優れていることも特徴です。起毛が水を弾くため、雨の日でも安心して着用することができます。 -
古着(手芸)用語の「モール(モール糸)」徹底解説
モール糸とは、特殊な撚り方によって作られる糸のことです。通常、撚り糸は単糸を2本以上より合わせて作られますが、モール糸では金属繊維やモールを巻き付けてより合わせます。これにより、糸の中心に金属繊維やモールが通った構造になります。モール糸は、その独特の光沢感やしなやかさが特徴です。主に装飾糸として用いられ、衣類やバッグなどのファッションアイテムにアクセントを加えるために使用されています。 -
メルトンウールとは?特徴や歴史
メルトンウールの特徴 メルトンウールは、その密度が高い織物構造で知られます。これは、1インチあたり約2,500本の糸が織り込まれて作られているため、厚みがあり耐久性のある布地となっています。この緻密な構造により、メルトンウールは風を通さず、保温性に優れています。また、表面が起毛しており、柔らかく肌触りが良いのも特徴です。 -
メリノウールの基礎知識
-メリノウールとは?- メリノウールは、メリノ種と呼ばれる細く柔らかい毛を持つ羊から採取される天然繊維です。この品種は古代スペインに起源を持ち、何世紀にもわたってその優れた保温性と通気性で高く評価されています。メリノウールの繊維は、通常の人毛よりも細く繊細で、わずか15~25ミクロンの太さです。この細さが、メリノウールに比類なき柔らかさと軽さをもたらし、肌着やベースレイヤーとして最適な素材となっています。 -
メランジとは?霜降り糸の世界を探る
-メランジとは何か- メランジとは、異なる色の繊維を混ぜ合わせて作られる霜降り模様の糸のことです。この特殊な糸は、混紡によってさまざまな色や質感が生み出され、独特の視覚効果をもたらします。 混紡される繊維の種類は、ウール、コットン、シルク、ポリエステルなど、さまざまな素材を組み合わせることができます。 メランジの最大の利点は、その多様性です。2 色以上の繊維を混ぜ合わせることで、無数の色合いとパターンを作成できます。 これにより、衣料品やインテリアなどのさまざまな用途に適した柔軟で汎用性の高い素材になります。 -
ナンバー2とナンバー3デニムとは?
ナンバー2デニムは、19世紀後半、アメリカで生まれた丈夫なデニム生地です。この生地は、作業着として使用されるために開発され、その耐久性と藍染めの色合いが特徴でした。ナンバー2デニムという名前は、この生地の製造に使用された糸の番手からとられています。番号が大きいほど糸は細く、より滑らかな生地になります。ナンバー2デニムは、ナンバー3デニムよりも糸が太く、よりざらついた風合いを持っています。 -
古着用語『メッシュ』徹底解説
メッシュニットとは、生地の編み方に特徴があるニットのことです。メッシュ編みは、ニットの編み目の間に隙間を作る編み方で、通気性や伸縮性に優れています。このため、メッシュニットはスポーツウェアやアンダーウェア、カジュアルウェアなど幅広いアイテムに使用されています。 編み目が大きいため、通気性が良く、汗をかいてもベタつきにくいです。また、伸縮性に優れているため、動きやすく、着心地が良いのも特徴です。 メッシュニットは、綿やウール、ポリエステルなど、さまざまな素材で作られています。綿のメッシュニットは、肌触りが良く、吸湿性や放湿性に優れています。ウールのメッシュニットは、保温性に優れているため、冬場に最適です。ポリエステルのメッシュニットは、軽くて丈夫で、速乾性に優れているため、スポーツウェアやアウトドアウェアによく使用されています。 -
ムラ糸デニムとは?ヴィンテージデニムの特徴を解説
ムラ糸デニムとは、不均一な太さの糸を使用して織られたデニム生地のことです。ムラ糸は、糸の引き揃え時にテンションが一定でなく、太い部分と細い部分が混在した糸のこと。このムラ糸が織り込まれることで、デニム生地に独特の凹凸やムラが生まれます。 -
ムートンの魅力と活用法
ムートンの概要と特徴ムートンとは、生後1年未満の子羊の毛皮をなめした素材です。柔らかく滑らかな手触りと保温性に優れています。また、通気性も良く、蒸れにくいのも特徴です。カーリーヘアが特徴的で、その弾力性から型崩れしにくいという利点もあります。ムートンは高級素材として知られており、保温性を保つためにコートやジャケットなどの衣類によく使用されています。 -
ナイロンの歴史と豆知識
ナイロンの発明とは、20世紀における画期的な出来事でした。1935年、デュポンの化学者ウォーレス・カロザース博士率いるチームが、この革命的な合成繊維を開発しました。ナイロンは、頑丈で耐久性があり、シワになりにくく、洗濯機で洗えるという画期的な性質を持っていました。この発明は、衣料、工業用資材、その他の用途に広く応用されるようになりました。 -
ミラノリブの特徴とは?ユニクロ(UNIQLO)でも定番|しなやかさと耐久性を兼ね備えたニット素材
ミラノリブとは、伸縮性に優れたリブ編みの生地のことです。編地の表面に縦畝と呼ばれる突起が並び、裏面はフラットになっています。綿やポリエステル、ウールなどの異なる素材を組み合わせて作られることが多く、伸縮性と通気性を備えています。ミラノリブは快適で動きやすく、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイリングに適しています。 -
スラブ織物:ユニークな生地を知る
スラブ織物とは、独特のテクスチャーと不均一な糸使いが特徴の織物です。一般的な滑らかな織物とは異なり、スラブ織物はわざと織りむらや節のある糸を用いています。これにより、生地に個性的な凹凸やざらざらした風合いが生まれます。 -
古着用語『デニム』の由来と魅力
デニムの歴史は古く、その起源は17世紀のフランス北部に遡ります。当時、労働者階級の作業着として使われていた丈夫な綾織りの綿生地「セルヴィッチ・デニム」が誕生しました。19世紀に入ると、丈夫さと耐久性に優れるデニムは、アメリカで金鉱発掘労働者や農民に広く着用されるようになりました。 その後、50年代のハリウッド映画の影響でデニムはファッションアイテムとして注目を集め、60年代のヒッピー文化とともに爆発的な人気を博しました。70年代以降は、より洗練されたデザインや女性向けのアイテムが次々と登場 し、デニムは世代や性別を問わず愛される定番アイテムとなりました。 -
ダブル・ジャージー素材の「ポンチ」
ポンチ素材とは? ポンチとは、ダブルジャージーの編地の一種で、表側と裏側を同じ糸で編んだ伸縮性のある生地です。ダブルジャージーとは、表側と裏側を同時に2枚編む手法で、ポンチはその中でも厚みのあるタイプを指します。見た目はほとんど同じですが、裏側に細かい縦うねがあり、それが伸縮性を高め、独特の肌触りとドレープ性をもたらしています。 -
環境にやさしい繊維『テンセル』とは?
テンセルは、環境に優しい繊維として知られています。 テンセルは、木材から作られた天然繊維で、その製造過程では、化学薬品をほとんど使用しません。そのため、環境への負荷が少なく、持続可能な素材として注目されています。また、テンセルは、生分解性が高く、土に還すことができます。 テンセルの特徴は、その強度と吸水性に優れていることです。 テンセルは、シルクのような光沢があり、シワになりにくいという特徴があります。また、吸水性が高く、汗をかいてもべたつきにくいため、夏場に着用する衣類に適しています。 -
ポリエステル:古着に欠かせない素材
ポリエステルの特徴と長所 ポリエステルは、古着に広く使用される合成繊維で、その独特の特徴と長所で知られています。まず、ポリエステルは軽量で耐久性に優れ、しわになりにくく、型崩れしにくいため、古着の衣類に適しています。また、吸湿発散性に乏しく、水分を吸い上げにくい性質があるため、スポーツウェアやアウトドア衣類にも使用されています。さらに、ポリエステルは防虫性にも優れ、害虫による被害から衣類を守ります。これらの特徴により、ポリエステルは古着市場において欠かせない素材となっています。