古着用語を知る。レイジーS（Lazy S）とは何か？
古着初心者
レイジーSとは何ですか？
古着マニア
レイジーSとは、Levis社のアーキュエイトステッチに代わって、Lee社が開発したバックポケットに施すステッチのことです。
古着初心者
なぜ、Lee社はアーキュエイトステッチが使えなくなったのですか？
古着マニア
アーキュエイトステッチはLevis社の商標登録されてしまったため、Lee社は新たにバックポケットに施すステッチを作り出さねばなりませんでした。
レイジーSとは
「レイジーS」とは、古着の用語で、Leeのヒップポケットに縫い込まれたステッチのことです。1943年に、Levisに拠ってアーキュエイトステッチが商標登録されてしまったため、Leeは新たにバックポケットに施すステッチを作り出さなければなりませんでした。大戦モデルで極稀れにみられる逆のアーキュエイトステッチなどは、それまでの間に苦肉の策として暫定的に入れられていたものと思われます。そこで、カウボーイが牛に押していた焼印のデザインをモチーフとし、レイジーSと呼ばれるステッチが誕生しました。ちなみにこのレイジーSとは、横向きのSを意味します。
レイジーSとは何か？
レイジーSとは、レイジーサタデー（Lazy Saturday)の略で主に米国で用いられている用語の一つです。レイジーとは英語で怠惰などを意味する英単語ですが、ここでは Saturdayからなる言葉なので週末にだらだらと過ごすという意味となります。最近では日本でも使われるようになってきました。
例えば、昼過ぎまで寝て過ごして何もせずに1日が終わってしまう日や、友人や恋人とゆっくり過ごす休日など、何もせずのんびり過ごす時間をレイジーSと呼ぶことができます。レイジーSを夢見て、1週間を乗り切る人も多いのではないかと思います。
レイジーSの歴史背景
レイジーSとは、1950年代から1960年代にかけて、日本の若者の間で流行したスラングである。その意味は、怠惰でやる気の無い人を指す。この言葉が生まれた背景には、戦後の日本の社会情勢が大きく影響している。
戦後の日本は、経済復興を目指して急速に発展していく一方で、社会構造の変化や価値観の多様化が進行していた。この時代、若者たちは従来の価値観や社会規範に反発するようになり、新しい生き方を模索していた。そのような中、レイジーSという言葉は、従来の価値観にとらわれず、自由奔放に生きることを志向する若者の生き方を表す言葉として受け入れられた。
レイジーSという言葉は、当時の人気漫画や映画にも登場し、若者たちの間で急速に広まった。また、音楽界でも、レイジーSを題材にした曲がヒットするなど、社会現象的なブームを巻き起こした。レイジーSという言葉は、1960年代後半には下火になったが、現在でも古き良き時代を象徴する言葉として、多くの人々の記憶に残っている。
アーキュエイトステッチとレイジーSとの関係
レイジーSはアーキュエイトステッチ（アーキュエイトステッチは、ジーンズにおいて、バックポケットの両サイドに水平に入るステッチのこと。）の俗称として使用される場合がほとんどです。これは、アーキュエイトステッチの形状がS字に似ていることからその名がつけられました。
アーキュエイトステッチという名前は、ラテン語のarcuate（アーチ状の）に由来しています。このステッチは、ジーンズにアーチ状の形状を与えるためによく使用されており、ジーンズのクラシックな特徴の一つとなっています。
アーキュエイトステッチは、19世紀後半にジーンズの製造が機械化されたときに導入されました。このステッチは、従来のハンドステッチよりも早く、より効率的に縫製することができたため、ジーンズの量産が可能になりました。
アーキュエイトステッチは、ジーンズの耐久性を高める効果もあります。ステッチがアーチ状になっていることで、ステッチにかかるストレスが分散され、ステッチが切れにくくなります。
アーキュエイトステッチは、ジーンズのクラシックな特徴の一つであり、ジーンズの耐久性を高める効果もあります。 レイジーSという通称は、アーキュエイトステッチの形状がS字に似ていることからつけられました。
レイジーSのデザインの由来
レイジーSとは、ブーツや靴に用いられる、S字形の装飾のラインのことです。靴を脱ぎ履きする時に、ブーツの足の甲の部分を引っ掛けて履くための部品です。そして、靴を履いている時に、足に沿うように作られているため、歩きやすさとフィット感を高める効果があります。レイジーSのデザインは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて流行した、ウエスタンブーツに由来しています。当時、カウボーイたちは、馬に乗る際に、ブーツを脱ぎ履きしやすいように、このデザインの靴を愛用していました。現在では、ウエスタンブーツだけでなく、カジュアルシューズやブーツなど、様々な靴に使用されています。
レイジーSの価値
レイジーSの価値は、その希少性と歴史的重要性に由来します。レイジーSのジーンズは、1940年代後半から1950年代にかけて製造され、少量しか生産されませんでした。そのため、今日では非常にまれなアイテムとなっています。また、レイジーSのジーンズは、ブルーデニムの普及に大きな役割を果たしました。それ以前は、ジーンズは主に作業着として使用されていましたが、レイジーSのジーンズの登場により、ジーンズがファッションアイテムとして認められるようになりました。レイジーSのジーンズは、現代のジーンズの基礎を築いたアイテムであり、その歴史的価値も非常に高いと考えられています。
